椅子・ソファの製作・張替えの種沢製作所の河西と申します。
大きな大きなランプシェードを製作したお話になります。
昨年の夏の終わりごろからお話があり、この春に完成し設置をおこないました。
ありがとうございます。
貴重な体験と出会いがあり感動しました。
今回製作に使いました生地は、「SNIP SNAP LAPLAND」
この生地はテキスタイルデザイナーの氷室友里さんがデザインした生地です。
面白いのが表面の糸をカットすると下から絵が出てくるのです。
カットの仕方で表情が変わり、世界でたった一つの生地が出来ます。
素晴らしいですね。
初めて見たときはびっくりしました。
色々打ち合わせを進め作り方が固まったころの昨年11月初旬に、氷室さんのアトリエにお邪魔して打ち合わせを行いました。
なんとそこでびっくりしたのが、氷室さんが弊社に来て柄位置の選定と仕上げのカットをしてくださることに。
なんと二回も来てくださることに!
ワクワクが止まりません。
これは職人の人選を誰にするか非常に悩みました。
氷室さんの気持ちを汲みながらしっかり仕事をやり遂げてくれる職人は彼女しかいないと思い、篠田さんを選出。
そこから、作業が始まりました。
2月より職人篠田が奮闘!
何度も型取りを繰り返し苦労していました。
苦労の末、支給された金物フレームからサウナハット型の裁断型を完成させます。
仮の生地で裁断縫製をおこない、いざ被せてみると・・・
おおおおおおおおおおお!
お寺の鐘?
何故、この生地をチョイスしたのか・・・
面白いからOKです。
3月初旬に氷室さんが初来社です。
氷室さんはとてもお話がしやすい方で、篠田も初対面で興奮していたようですが、すごく楽しく会話させてもらっているようでした。
篠田は、そんな楽しい会話中でもきちんと氷室さんの意図をつかみながら打ち合わせを行っていました。
実はこの日の出来事をカメラで撮影していませんでした。
ダメだろうなーって思っていましたので。
その日の帰りに氷室さんから今回のプロジェクトをネットに上げてよいか聞かれました。
もちろん即答でOKです。
それに乗じて、うちのブログにアップしても良いか聞いてみたところ快諾でした。
ありがとうございます。
次回のカットの際は写真を撮らせていただこう。
さて、本日はここまで。
つぎは氷室さん二回目の来社で生地に新しい命を吹き込み、世界に一つだけの生地に仕上げていきます。