椅子・ソファの製作・張替えの種沢製作所の河西です。
こんにちは、毎日暑い日が続いています。
熱中症には気を付けましょう。
さて今回は、一級技能検定試験のお話です。
技能検定試験は二年に一度開催されます。
今年はその年になります。
弊社職人の菊池くんが今年一級技能士を目指します。
日々、仕事後に練習しています。
私も10年ぐらい前でしょうか取得しました。
かなり、ハードルの高い試験になっており、5時間で丸いスツールを製作します。
しかも、単バネを並べて、バネ糸でバネを留めて、パームで土手を作ったりと、現代の椅子ではほとんど使われていない手法で製作します。
何故、ほとんど使われない方法なのに試験になっているのか、私なりに考えてみると、きっとこんな感じではないでしょうか。
一昔前の技術に普段触れることがない為、あえて試験項目で残す。
残すことで、試験を受けるためにその技術を勉強する。
そして、知識と技術を吸収する。
それによって、技術と知識の伝承がなされていく。
こんな感じでしょうか。
一級技能士に合格した際、一番高得点で合格した者に最優秀賞がいただけます。
当時、私も頂くことが出来、誇りに思ったことを思いだします。
私も朝早く会社に来ては練習して、帰りは他の職人が帰った後に毎日練習していました。
やればできるのだという自信にも繋がりました。
先日、勉強会があり、私は講師として参加しました。
受験者の皆さんが一所懸命に作業をされていました。
菊池くんもその講習に参加。
今はその時に使用した材料を使って日々練習です。
本番まであと約一カ月。
是非、参加するならが最優秀賞を狙ってほしいと思います。
きっと自信がつくと思います。
頑張れ、菊池くん!
スタッフブログ
職人の菊池が、今年一級技能士を目指します。
2021/07/31